富士市立中央病院地域医療研修プログラム 2016 2016.06.15

研修目標:
地域基盤型/志向性医学教育の考えを基に以下を目標とする
1.診療所医療の実際、特に地域における役割を知る。
2.日常的な健康問題・疾患のマネージメント(特に急性上気道炎、高血圧)を理解する。
3.医療面接、身体診察の基本と日常的な検査の特性を知り、論理的な診断推論ができる。
4.在宅医療の経験を通して、外来・入院医療との違いを知る。
5.予防医療、特に予防接種、乳幼児健診、特定健診、高齢者総合機能評価の実際を知る
6.多職種協働、多職種連携教育の実際を経験し、その意義を知る。

研修場所と期間:
当院(トータルファミリーケア北西医院)にて1か月、9時開始17時終了、
研修日は当院診療カレンダーに基づく

研修方略:
・9時からの午前外来と午後の訪問診療を見学し、それぞれ振りかえりを行う
・訪問診療終了(15時半)後は、課題を決め、レポート作成のための自習とする。
課題は1日を振り返って、その中から特に気になったものを設定する
レポートは翌日午前外来終了後の振り返り時に発表する(発表時間は10分間程度、形式は自由)
・第1週後半頃から午前外来において、数名の患者の医療面接と身体診察を行い、自ら診療計画を立て、報告し、フィードバックを受ける。最後に診療録をまとめる。
・訪問診療は見学・介助が主体であるが、終了後、在宅医療ネットワークシステムを用いた、多職種への報告を共に行う
・最終週の金曜日に30分間、多職種による勉強会の講師を務める。
・1歳半、3歳半健診、BCG,学校健診、介護認定審査会などの医師会業務や病診連携のカンファレンス、幼稚園児健診を見学する。
・毎週金曜日の院内ミーティング(そのうち1回は在宅症例の多職種検討)に参加する
・希望があれば予防接種や検査(迅速、採血、尿沈渣、真菌)、点滴を実際に行う
・希望があれば窓口業務、調剤、外来看護、病児保育の見学を行う
・応接室兼職員研修室のパソコンで「UpToDate」、「DynaMed」、「今日の臨床サポート」等の検索が可能、また当院蔵書の閲覧が可能(無断持ち出し厳禁)である
・ショートレクチャーを週3回20分程度、訪問診療の少ない日などに予定している。
予定テーマから選択

・身体診察(ベーシック):バイタルサイン、全身系統的診察

・身体診察(アドバンス):眼底、鼓膜、頚静脈、奇脈、神経スクリーニングなど

・発熱と風邪T:H&P、鑑別診断

・発熱と風邪U:抗菌薬の選択と熱性けいれんについて

・乳児健診(1、2、4、10か月健診)

・高齢者総合機能評価と主治医意見書

・高血圧のマネージメント:初診から継続外来まで

・糖尿病マネージメント

・メンタル疾患と不定愁訴の診かた

・患者中心の医療の方法、生物心理社会システム、家族アプローチ概論

・看取り(終末期)のケア

・予防接種(基礎とスケジュール)

・認知症の診断、治療とケア

・地域包括ケアシステムとプライマリ・ケアの役割

1日のスケジュール例

・9:00〜12:30 外来診療見学(診療)

・12:30〜12:50 外来診療振り返りと前日のレポート発表

・12:50〜14:00昼休み

・14:00〜15:15訪問診療同行と多職種への報告

・15:15〜15:25本日の振り返りと課題設定

・15:25〜17:00レポート作成

研修に際して注意点
・研修初日8時50分に当院に集合してください。
・身だしなみに注意してください。男性はネクタイもしくはケーシー白衣を着用ください。
・富士駅からの通勤は可能です(徒歩12分)が、昼休み時の外出を考え、自転車も貸し出します。
・外来診療、訪問診療の見学中はオーバーなリアクションをしないよう心がけください。
・外来診療、訪問診療見学中に生じた疑問はなるべく振り返りの時間にご質問ください。
・昼食の宅配弁当希望の場合は当院事務長にお申し出ください。
・研修期間中は当院職員として時間厳守、あいさつを励行してください。
・応接室兼職員研修室は実習期間中自由に使え、TVも見られますが、帰宅時は整理整頓してください。


トータルファミリーケア北西医院 北西史直


トップページへ